住宅ローンの審査の際には、金融機関は、申込人の個人情報を
信用情報機関
に照会します。
信用情報機関は、
過去の借入れにおいての返済状況
の情報を開示しています。
この開示情報に、どのようなことが記載されているのかを確認した場合は、本人から各情報機関に請求することもできます。
下記に注意点とあわせて説明します。
信用情報機関について
個人の情報を扱う信用情報機関は、下記の3つとなります。
開示申請する際は、それぞれの機関の開示申請の手順によります。
申請の際には、本人確認書類の提示も必要となります。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
株式会社シー・アイ・シー(CIC)

株式会社日本信用情報機構(JICC)

信用情報開示報告書の内容について
開示された情報は、それぞれの機関によって体裁が異なります。
書面の見本は、下記の各ページ(PDF)に記載例と書類の見方の説明があります。
全銀協 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/abstract/pcic/open/kaiji0004.pdf
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
https://www.cic.co.jp/mydata/report/documents/kaijimikata.pdf
株式会社日本信用情報機構(JICC)
https://www.jicc.co.jp/file/kaijikoumokusetumeisyo_syosai_zentai202012.pdf
信用情報の記載内容
信用情報には、主に、下記の内容が記載されています。
(詳細は、上記の各機関の見本をご参照下さい)
■お借入れの内容
・契約継続中の契約及び完済日から5年以内の契約
■返済状況に関する情報
・入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞等
(契約継続中及び契約終了後5年以内の情報)
■取引事実に関する情報
・債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等
(発生日から5年以内の期間)
■照会に関する履歴
・当該情報が照会された履歴
(照会日から6ヵ月以内)
※全銀協については、官報情報(官報に掲載された破産などの情報)は10年間参照されます。
照会に関する注意点
照会をすると、その履歴が反映されます。
照会の履歴は、基本、6ヵ月間残ります。
住宅ローンの審査の際に、金融機関が信用情報を照会した際に、履歴が残っていると
「何かあるのでは?」
と不信感を持つ可能性もあります。
また、金融機関によっては、他の金融機関からの照会も含めて、照会履歴が複数回あることで審査に影響がでる場合もあります。
ですので、あまり頻繁に信用照会の照会をすることは控えたほうが賢明と言えます。
以上、「信用情報の内容は、本人でも取得できるのか」についての説明でした。