マンション購入を検討する際に、
の格が高すぎないないかどうか?
が気になる
こんなテーマに関する記事です。
マンションを購入する際には、その販売価格が「適正なのか?」は、重要なポイントになります。このページでは、適正な価格かどうかを判断する為のポイントのひとつである「売買相場」について記載しています。
マンションの購入を検討する際に、
その物件の販売価格が高すぎないかどうか?
は、重要なポイントになります。
つまり、その物件の価格が、直近の売買相場に比べて、比較的、適正と想定される範囲内かどうかの目安を持っておくと良いと言えます。
そうすることで、
高い物件をつかむリスクを軽減する
ことになり、また、状況によっては、
価格の相談(価格交渉)
する際の判断基準のひとつともなります。
では、売買相場について、どのように確認すれば良いのでしょうか。
順に説明していきます。
マンションの販売履歴とは?
少し細かいお話しになりますが、販売履歴の数値には、2種類あります。
具体的には、
販売価格
と
成約価格
です。
販売価格
販売価格とは、
実際に販売されていた価格
になります。
また、この販売価格に関しても、同じ物件が、途中で価格変更になる場合があります。
ですので、厳密には、
販売開始時点の数値
と、
価格変更された場合には、その数値
に分けることができます。
ただし、価格変更された場合、細かくその履歴を追うことは難しい部分もあります。
ですので、基本的には、過去の販売価格の履歴をチェックする際には、通常は、対象物件の、
年月と販売価格の履歴
での確認をすることになります。
成約価格
成約価格とは、その物件の契約時の価格のことです。
成約価格は、販売価格とイコールの場合もありますし、また、値引き交渉された場合は、販売価格より低い金額になります。
この成約価格に関しては、売買の当事者と、仲介した不動産会社しか知りえない情報になります。
ただし、レインズという不動産会社のデータベースにその情報が登録されていれば、不動産会社に依頼して確認をすることができます。
その際の注意点としては、レインズに登録されている成約データは、登録が任意になっているということです。
ですので、全ての取引の成約価格を網羅しているわけではありません。
マンションの売買相場のチェック方法
具体的に検討しているマンションがある場合は、
そのマンションの過去の価格の履歴
を確認します。
過去の販売価格を確認することで、
そのマンションの価格推移の動向
を把握することができます。
もちろん、その価格には、ばらつきがあります。
ですので、
おおよその価格帯
での把握になります。
具体的に、過去の価格履歴がチェックできるサイトは、複数ありますが、わかりやすサイトとしては、
マンションレビュー
というサイトがあります。
■マンションレビュー
このサイトでは、複数年度の価格推移データが掲載されていますので、参考になります。
サイトで、具体的なマンションを選んで、ページの下のほうに、下記のような箇所があります。
マンションのよっても異なりますが、過去の一定期間の販売価格(売り出し価格)のデータが掲載されています。
ただ、事前に会員登録が必要となります。
特に費用は発生しません。
※また、マンションによっては、新築分譲時の資料も取得することができますが、こちらは有料になります。
ページの更に下のほうに、
部屋別の新築分譲時価格を見る
という項目がありますので、データ購入ページに進めます。
新築時価格表:2,200円(税込)となっています。
【参考】成約価格
成約価格に関しては、一般ユーザー向けの情報は無いのですが、上記に記載したように、
不動産会社間のデータベースのレインズ
には、登録があったもののみ、掲載がされています。
ですので、マンション購入の相談をされておられる不動産会社の担当者に、確認してみるなどの方法になります。
また、全ての成約物件がレインズに登録されているわけではないので、あくまで、参考数値となります。
(成約時にそのデータを登録しない不動産会社もあります)
※一般の方も確認できるレインズ関連のサイトとしては、下記サイトがあります。
ただ、具体的なマンション名の記載はなく、築年数や平米単価などの情報となっています。
レインズ マーケットインフォメーション
全体の傾向について
不動産の価格については、
最初に都市部の価格が上昇して、それが、地方に波及していく
といった傾向が見られます。
ですので、地方においては、タイムラグがありますが、全体としてみれば、
上昇傾向なのか、下降傾向なのか
は、統計数値で把握できます。
上記に記載した各マンションの価格推移でも、傾向が把握できますが、俯瞰的に
全体の傾向
を確認するには、国土交通省が発表している
不動産価格指数
があります。
▼下記サイトから確認できます。
■国土交通省 不動産価格指数
下記のようなデータが掲載されています。
他にもいろいろな数値がありますが、参考までに、上記の数値をご紹介しました。
まとめ
マンションの販売価格が、高いか安いかにかんしては、いろいろな見方ができます。
例えば、築年数や広さ、グレードが同等の物件でも、
立地
によって、その価格は大幅に異なってきます。
また、同じ物件であっても、
時期、タイミング
によって、その価格の動向に変動があります。
少なくとも、その物件の直近の動向、売買相場を確認することで、
販売価格が、比較的適正な範囲内かどうか
をチェックすることができます。
ですので、マンションの購入を検討される際には、直近の履歴データで、売買相場の把握をしておかれることをお勧めします。
以上、「マンションの相場を確認する」についての説明でした。