マンションの購入を検討する際に、
現在設定されている販売価格が高いのか安いのか
の目安は持っておくほうが良いと言えます。
そうすることで、状況によっては、
価格の相談(価格交渉)
する際の判断基準のひとつともなります。
では、どういった数値を確認すれば良いのでしょうか。
順に説明していきます。
各マンションの売買相場
具体的に検討しているマンションがある場合は、
そのマンションの過去の価格推移
を確認します。
価格には、2種類あります。
販売価格
と
成約価格
です。
つまり、
実際に販売されていた価格
と、
個別の価格交渉によって値引きされた際の価格
の2パターンです。
販売価格
過去の販売価格を確認することで、そのマンションの価格推移も把握することができます。
通常、販売価格を設定する際には、
直近の成約価格も参考
にしますので、そのタイミングでの売買相場にある程度近い数値とも言えます。
個別のマンションの過去の販売価格をチェックするには、
マンションレビュー
のサイトが、複数年度の価格推移データが掲載されていますので、比較的参考になります。
各マンションのページに進んで、ページの下のほうに、下記のような箇所があります。
マンションのよっても異なりますが、過去の一定期間の販売価格(売り出し価格)のデータが掲載されています。
ただ、事前に会員登録が必要となります。
特に費用は発生しません。
■マンションレビュー

ページの更に下のほうに、
部屋別の新築分譲時価格を見る
という項目がありますので、データ購入ページに進めます。
新築時価格表:2,200円(税込)となっています。
成約価格
成約価格に関しては、一般ユーザー向けの情報は無いのですが、
不動産会社間のデータベースのレインズ
に、登録があったもののみ、掲載がされています。
ですので、マンション購入の相談をされておられる不動産会社の担当者に、確認してみるなどの方法になります。
また、全ての成約物件がレインズに登録されているわけではないので、あくまで、参考数値となります。
(成約時にそのデータを登録しない不動産会社もあります)
※一般の方も確認できるレインズ関連のサイトとしては、下記サイトがあります。
ただ、具体的なマンション名の記載はなく、築年数や平米単価などの情報となっています。
レインズ マーケットインフォメーション
全体の傾向について
不動産の価格については、
最初に都市部の価格が上昇して、それが、地方に波及していく
といった傾向が見られます。
ですので、地方においては、タイムラグがありますが、全体としてみれば、
上昇傾向なのか、下降傾向なのか
は、統計数値で把握できます。
上記に記載した各マンションの価格推移でも、傾向が把握できますが、俯瞰的に
全体の傾向
を確認するには、国土交通省が発表している
不動産価格指数
があります。
直近の令和2年11月27日のデータの推移をみると、
マンションの指数は、2013年頃から一定の上昇推移にある
と言えます。
▼下記サイトから確認できます。
■国土交通省 不動産価格指数
他にもいろいろな数値がありますが、参考までに、上記の数値をご紹介しました。
以上、「マンションの相場を確認する」についての説明でした。