![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/07/w05.png)
マンションを、
賃貸にして貸す
場合の注意点について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
マンションを賃貸で貸す場合は、住宅ローンの残債がある場合や、賃貸契約のことなど、いくつかの注意点があります。その内容について、わかりやす説明しています。
![](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/06/ac22.png)
マンションを購入した後に、
転勤などの事情
で、その物件を「賃貸物件」として貸し出すケースがあります。
その際には、
住宅ローンの残債があかどうか
でその対応が変わってきます。
その上で、実際に賃貸の募集をする際に、
賃貸契約上の条件
をどうするのかといった点に注意する必要があります。
というのも、例えば、
家賃の滞納
といったケースがあるからです。
ただ、現実的には、入居前にどんな使い方をしてくれるか、家賃の滞納があるかを想定するのは難しい面があります。
可能な範囲でリスクを軽減するポイントとして、下記に順に説明します。
住宅ローンの残債があるかどうか?
![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/06/ac37.png)
住宅ローンは、基本、
居住用として購入する住宅に対するローン
ということになっています。
その為に、金利が低く設定しているなどの優遇があるわけです。
にもかかわらず、その物件を賃貸物件として運用するとなると、
契約違反
ということになってしまいます。
その場合は、一括返済を前提とした処置がとられることになります。
ただ、転勤の場合など、状況によっては例外的に考慮してくれる可能性もある為、事前に、
金融機関に相談すること
が重要になってきます。
少なくとも、金融機関に内緒で進めることは、リスクが大きいことを理解しておく必要があります。
借主さんを選定する条件をしっかりと設定しておく
![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/06/ac41.png)
住宅ローンの残債が無い場合や、金融機関との調整がついている場合は、
実際に賃貸する際の条件
を決める必要があります。
物件を賃貸にだす際には、借主さんの属性は非常に重要です。
ある程度、しっかりとした会社にお勤めの方
が望ましいですので、賃貸募集をする際に、仲介する不動産会社にその旨を明確に伝えておくと良いでしょう。
また、
大手の法人の社宅で借りていただく
といった場合も安心です。
特に、保険会社のような転勤の多い会社が、法人名義で物件を借りてくれる場合もあります。
逆に法人で借りてくれる場合でも、寮として借りて、複数人が同居するようなケースもありますので、注意が必要です。
賃貸の仲介を依頼する不動産会社、管理会社をしっかりと選定する
![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/06/ac32.png)
不動産会社によっては、正直、いい加減な会社もあります。
借主の条件を伝えても、しっかりと選定してくれないような場合です。
ですので、信頼できる不動産会社に賃貸の仲介を依頼するといったことも、重要なポイントになります。
また、管理を依頼する場合も、家賃滞納の際なども想定して、
賃貸物件の管理に実績がある会社
を選定する必要があります。
家賃の設定や条件を不用意に緩くしない
![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/06/ac21.png)
家賃を相場より低く設定したり、あるいは、保証金や敷金をゼロにしたりすると、
借主さんの層が変わってくる可能性
があります。
ですので、募集時の条件を緩くするといったことには、注意が必要です。
また、条件についても、例えば、そのマンションがペット可だったとしても、賃貸にするときは、
ペット不可
で募集することで、お部屋が汚れるリスクが減ります。
また、喫煙も不可にしておくと良いでしょう。
そういった条件を事前に検討しておきましょう。
賃貸契約書の条件にも、細かく規定を記載しておく
![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/06/ac26.png)
予め設定した条件を、
賃貸契約書の特記事項の中にも、しっかりと記載
しておくとともに、
賃貸契約の際に、不動産会社から借主にしっかりと伝えておく
必要があります。
ただ、必要以上に条件を厳しくすることは避けましょう。
例えば、設備なども、「経年劣化」に関する部分は、借主には請求できません。
下記の「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン(東京都)」が参考になります。
必ず、家賃保証会社を設定しておく
![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/06/ac45.png)
家賃保証会社を設定しておくことで、万が一の家賃滞納の際の金銭的リスクが軽減します。
ですので、不動産会社を選定する際に、
しっかりと家賃保証会社をつけてくれるか
を確認しましょう。
また、保証会社を活用することで、
そこでの審査
もありますので、借主の属性の確認をすることもできます。
家賃保証会社の費用は、通常は、借主が負担しますが、オーナーが負担することもできます。
また、念の為、借主の親族などに、連帯保証人をつけてもらうようにしておくと更に安心です。
補足;家賃保証会社について
家賃保証会社は複数の会社があります。
なかには、借主の審査がかなり緩い会社もあります。
また、会社の体制的に、あまり良くないと思われる会社もあったりします。
さいごに
![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/06/ac42.png)
マンションを賃貸で運用する際には、上記に記載したように、
住宅ローンの問題
と、
借主の選定、賃貸時の条件
を認識しておくことが大切と言えます。
また、少なくとも、「民泊」の形式で運用することは、
マンションに管理規約に抵触する可能性
がある他、
マンションのセキュリティー上の問題
他の住民が迷惑に感じる
室内の設備の破損などのリスク
などがありますので、避けたほうが賢明と言えます。
以上、購入したマンションを賃貸にする場合の注意点についてでした。
![マンション購入ガイド](https://www.kogumakun.com/wp-content/uploads/2023/07/w02.png)