マンション購入で、「後悔するケース」とは?

マンション購入ガイド

マンション購入で、
 「後悔するケース」
には、どんなことがあるのか知りたい。

こんなテーマに関する記事です。

この記事の内容

マンションを購入した後で、「後悔するケース」もあります。
残念なことなのですが、そういった場合、具体的にどのようなことがあるのかについて説明しています。

マンション購入ガイド

マンションを購入した後に、
 後悔するケース
もあります。

その理由は、いくつかのパターンに分類されます。
その内容は、概ね、下記のような事項です。

・部屋の広さや間取り
・マンション管理
・マンションの住人
・住宅ローン
・立地
・周辺環境
・共用設備

別の見方をすれば、マンションを購入する際には、
 こういった点に注意する
ということが大切といえます。

目次

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マンション購入で、「後悔するケース」

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マンション購入で、「後悔するケース」の、それぞれの内容についてみていきましょう。

部屋の広さや間取り

部屋の広さや間取りについては、
 部屋の広さについて

 間取りについて
の2つの事項があります。 

部屋の広さについて

内見(内覧)で室内をみたときに比べて、実際に家具などをおいて生活してみると、
 狭い
と感じる場合があります。
いわゆる、「マンションあるある」のうちのひとつといえます。

内見(内覧)の際には、単に、何もないスペースが広く感じるということもありますが、
 実際の平米数が狭い
という物理的な事情による場合もあります。

国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」によると、集合住宅の広さの目安は、下記の数字になっています。

下記の数字は、「誘導居住面積水準」という、
 世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準
という考え方をもとにした数字です。

世帯人数3人の場合
 ・都市居住型        65~75平米
 ・一般型(郊外や都市部以外)87.5~100平米

■世帯人数4人の場合
 ・都市居住型        85~95平米
 ・一般型(郊外や都市部以外)112.5~125平米

こういったデータを参考に、マンション選びの際には、
 実際の平米数
を必ずチェックするようにしましょう。

ただ、現実的には、
 理想的な広さの物件は、なかなか無い
というにが実情です。

特に都心部の場合は、そういった物件を見つけるのは、至難の業と言えます。

ですので、マンションの広さについては、現実的な数字のなかで検討していくことにはなります。

また、「誘導居住面積水準」の他に、
 「最低居住面積水準」
という数字もあり、その場合は、下記の数字より低い内容となっています。

 >(参考)国土交通省 住生活基本計画における居住面積水準

また、マンションの広さについては、
 マンションの物件資料にある面積の数字
が、
 壁芯
になっている場合がありますので、注意が必要です。

壁芯の場合は、壁の中央で面積を計算していますので、実際の室内の面積との差異がでてきてしまいます。
よく新築分譲マンションなどでは、できるだけ、部屋の広さを強調する為に、「壁芯」表記をみることがりますので、注意しましょう。

実際の室内の広さは、
 「内法(うちのり)」
での表記になります。
登記簿は、内法(うちのり)表示になっています。

間取りについて

その他に、
 間取りが使いにくい
といったケースもあります。

この場合は、
 生活動線
が問題になる場合です。

ただ、一般的なマンションの間取りは、「田の字型」と呼ばれる形式が多いです。

マンションの平米数の見方について(どれくらいの平米数が必要なのか)

画像引用;「田の字」「ワイドスパン」「センターイン」マンションの間取り解説
https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-3028/

こういった平均的な間取りではなく、
 イレギュラーな形式の間取り
のマンションの場合に、特に注意が必要となります。

また、各部屋のつくりについても、物件によっては、
 余計な場所にでっぱりなどがある
といったケースがあります。
そうすると、家具の配置に苦労するなどの問題もでてきますので、要注意です。

マンションの住人

マンション内の住人に起因する理由で、後悔する場合があります。
例えば、
 ・ルール違反
 ・騒音
 ・喫煙

などといったものです。

ルール違反の内容としては、例えば、
 ・ペット(大きさや、頭数など管理規約違反の場合)
 ・共用部に私物を置く
 ・ベランダの使い方
などがあります。

また、トラブルでもっとも多いのが、
 騒音
です。
日常生活に支障がでるレベルの場合は、大きな問題となります。
また、ベランダでの喫煙もよく聞くお話しです。

内見の際に、管理人さんにそれとなく、住人トラブルがないかどうかを聞いてみてもいいでしょう。
もっとも、詳しいことは教えてくれない場合が多いですが、なんとなくの雰囲気でわかる場合もあります。

共用設備

共用設備に関しては、例えば、
 ・エレベータが少ない
 ・駐車場の問題

などがあります。

エレベータが少ないと、特に、朝の通勤時間でのストレス面の問題がでてきます。
また、駐車場に関しては、
 ・機械式の駐車場の場合に、高さ制限などがあり、結局、近くの月極駐車場を借りている
 ・抽選の為、良い場所が使えない
などの事例があります。

こういった設備面の不備の他、逆に、
 コンシェルジュサービス、シアタールーム、フィットネスジムなど
の施設があるが、ほとんど使っていないといったケースもあります。
こういった施設があると、その分、管理費が高くなるということもあり、無駄に感じるということになります。

住宅ローン

住宅ローンについての後悔としては、
 金利の低い先を選んでおけばよかった
というものや、
 そもそも、住宅ローンの負担が大きい
といったものがあります。

金利に関しては、
 複数の金融機関を比較検討して選定すること
で、高い金利先を選ぶというリスクを回避できるのですが、
 不動産会社のいわれるままに金融機関を選んでしまって後悔している
といったケースがあります。

また、住宅ローンの借入額自体が大きいと、当然、毎月の負担も大きくなり、生活を圧迫することになります。

やはり、住宅ローンを組む際には、
 毎月の負担の少ない金額
で借り入れをすることが、大切なポイントといえます。

立地や周辺環境

立地について後悔するケースとしては、下記にような点があります。
 ・駅までの経路が不便
 ・歩道が整備されておらず、通勤、通学時の安全性に問題がある
 ・街灯がないので、夜間の移動が怖い
 ・周辺に、商業施設がなく、生活に不便
 ・繁華街や商店街からの騒音が気になる
 ・治安がよくない

なかには、そのマンションに住んでみないとわからないこともあるかもしれませんが、だいたいの事項は、
 周辺を丹念に見て歩く
ということをしておけばわかる部分もあります。

また、昼間と夜間では、状況もかわってきますので、時間帯を変えて調べることも大切です。

さいごに

マンション購入ガイド

実際、
 条件が完璧に揃っているマンション
はなかなか無いのが実情です。

しかしながら、少なくとも、
 マイナス要因
があれば、できるだけ、
 購入前に把握しておくこと
がリスク回避になります。

また、少なくとも、
 住宅ローンの借入額は、事前に検討できる内容
になりますので、慎重にすすめるようにしましょう。

以上、マンション購入で、後悔するケースについてでした。

マンション購入ガイド

(この記事を書いたのは、)
この記事は、不動産会社である「株式会社クラスイエ」【宅建業 千葉県知事(1)第17909号】のスタッフが、実際の不動産売買の実務経験を基に書いています。

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