マンションの「1階の専用庭」の「4つの注意点」について

こぐまくん

マンション1階の物件の購入を検討するときの
 注意点
があれば知りたい。

こんなテーマに関する記事です。

この記事の内容

マンションの1階は、専用庭がついているという反面、 
 上の階からの落下物のリスク
があります。
その他の注意点とあわせて記載しています。

マンションの1階の物件で、
 専用庭つき
がアピールされている物件があります。

専用庭があると
 自分の庭
があり、
 戸建て感覚
で魅力を感じる方もおられるかもしれません。

ただ、専用庭といっても、
 全く自分の庭のように使えると考えて物件を購入することは要注意
です。

また、マンションの魅力のひとつである「眺望面」についても、期待ができません。

ただ、逆にメリットもあります。
それらも含めて、下記に専用庭の注意点等について説明します。

目次

落下物の危険 (マンション購入の注意点)

マンション購入ガイド

1階の専用庭は、
 庭にいるときに、上の階からの落下物によりケガをするリスク
があります。
もちろん、可能性のお話しにはなります。

洗濯物程度ならケガをするリスクも少ないですが、物干し竿や、植木鉢、あるいは、意図的になにかを落とされるケースがゼロとは言えません。

例えば、2016年に、武蔵小杉駅周辺で、タワーマンションから生卵にペットボトル、皿などが落下するという事件が起きています。(後日、マンションに住む犯人が逮捕されています。) 

洗濯物が落ちてきても、管理人室に届けるのも面倒です。
めったにあることではありませんが、万が一ということも想定しておくことは必要です。

専用庭は、共用部分になります。

マンション購入ガイド

マンションには、
 専有部分

 共用部分
があります。

専有部分とは、自身が所有権と持っている部分で、
 室内
がそれにあたります。

また、ベランダは、非常時に使う可能性もあることなどから、
 共用部分
になります。
ただし、共用部分ではありますが、そこを専用に使う権利「専用使用権」がついている形になります。

専用庭は、ベランダと同じく、
 共用部分

「専用使用権」
がついているという扱いになります。

そこで注意しないといけないのは、
 専用庭に勝手にウッドデッキを設置したり、造作をすることはNG
ということです。

なにか造作をしたいときは、管理組合に相談になります。
もちろん、植木鉢を置いたりするガーデニングなどは基本OKです。
ですので、戸建ての庭の感覚で自由になんでもできる訳ではないということになります。
細かい決まり事は、マンションの「管理規約」に記載があります。

実際は、いろんな使われ方をしている場合も見受けられますが、基本、
マンションの管理規約に沿った使いかた
をする必要があります。

検討されているマンションで、実際にどのような使われ方がされているかは、内見の際に、1階部分を外からチェックしておくと良いでしょう。

防犯上の問題

マンション購入ガイド


敷地のとりかたによっては、専用庭が、道路側にある場合もあります。
もちろん、フェンスなどで囲っているケースがほとんどですが、防犯上の不安はあります。

安全面でのリスクがないか、外からもチェックしておきましょう。 

庭の管理

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庭ので、夏場は、雑草が生えてきます。
そういった雑草などの管理は、所有者自身で行う必要があります。

庭の手入れが面倒だと思われる場合は、要注意です。

専用庭の楽しみ方

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上記にマイナス面を記載しましたが、もちろん、良い面もあります。

専用的に使用できる面積が増え、ガーデニングが楽しめたり、洗濯物を干せる場所も多くなります。
(洗濯物については、管理規約で景観を損なわないようなルールがある場合もありますので、事前にチェックが必要です) 

また、マンションによっては、車の駐車場が専用庭の先に割り当てられている場合もあります。
そういったケースでは、車からの荷物の出し入れも、ベランダ経由にはなりますが、多少、便利な面があります。

いずれにしても、1階の物件を検討する場合は、そのリスクも考慮した上で検討されることをお勧めします。

以上、マンション購入時の「1階の専用庭」の注意点についての説明でした。 

こぐまくん

(この記事について)
この記事は、不動産会社である「株式会社クラスイエ」[宅建業 千葉県知事(1)第17909号]が、不動産売買の実務経験を基に記載しています。

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