
マンション売却時の
「査定のポイント」
について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
マンション売却時の「査定」の際には、注意すべき事項がいくつかあります。ここでは、そのうち、主要な事項である2つのポイントについてわかりやすく説明していきます。

マンションの売却を検討する際には、
どれくらいの金額で売却できそうなのか?
という点が、気になるところです。
その際に、
不動産会社に査定依頼をする
という方法があります。
その際に、
注意すべきポイント
があります。
それらの内容について、下記にわかりやすく説明します。
マンションの査定のポイントとは?

マンションの査定を依頼する際には、
・査定金額が、売却できる金額ではない
ということと、
・査定金額は、高ければ良いというものではない
と言う点に注意する必要があります。
査定金額が、売却できる金額ではない。
通常、不動産の査定は、下記の算出方法で導きだしていきます。
1.割合方式
土地の評価額プラス建物評価額で算出。
固定資産の評価額自体は、固定資産の評価額は相場より低いケースが多いです。
2.取引事例比較法
条件に近い物件の取引事例から算出。
過去の販売履歴や、現在販売中の物件の金額を参考に算出します。
3.収益還元法
仮に収益物件として捉えた場合、収益率から逆算して物件の評価をする方法。
年間の家賃収入と、利益率との関係で、複数のパターンで金額を算出します。
このうち、
売買相場(実際に売却できそうな価格)
としては、
2.取引事例比較法
による価格がもっとも参考になります。
ただ、査定をする不動産会社によって、
どういった方法で査定の金額を算出するのかの違いがある
という点に注意する点に留意する必要があります。
また、取引事例比較法を用いたとしても、
根拠とするデータが異なれば、結果、査定内容も異なってくる
ということになります。
ですので、結果、不動産会社によって、
実際に売却できる金額に近い査定
もあれば、
実際に売却できる金額とは、乖離した金額
になっている場合もある訳です。
特に、後者の場合、
下記に説明するように、意図的に金額を高く査定する
といった不動産会社もありますので、要注意です。
査定金額は、高ければ良いというものではない
不動産会社に査定を依頼して、
その査定金額が高い
と、売主にとっては、うれしく感じるものです。
ただ、
根拠がなく高い金額を提示されたような場合
は、デメリットでしかありません。
なぜなら、
実際に売却できそうもない金額
を提示されても、全く意味がないからです。
しかしながら、実際に、不動産会社になかには、
売却できそうもない価格で、査定をするケース
があります。
その理由は、
売主と、媒介契約(仲介をする為の契約)
を取り交わしたいという目論みがあるからです。
そうすることで、その物件を売却できた際に、売主側からの仲介手数料を見込むことができます。
その際、査定金額を高く提示していますので、結果的に、
・売却途中で、価格の見直しをする
・買主からの値引き交渉に応じる
といったことをする可能性が高くなります。
つまり、結果として、
高い査定価格は意味のないものだった
ということになるリスクがあるわけです。
ですので、
査定価格が高いというだけで、その不動産会社に仲介を依頼する
のではなく、
査定内容が根拠のあるものかどうか?
が非常に重要になってきます。
さいごに
上記に記載したように、
故意に高い査定金額を提示する不動産会社
は、実際に存在します。
しかしながら、そういった査定をする不動産会社の場合、
信頼性に問題がある
と言えます。
ですので、査定内容を見る際には、金額だけでなく、
信頼性のある不動産会社かどうか
が非常に重要になってくるといえます。
以上、マンション売却時の「査定の2つのポイント」についてでした。
