マンション査定で必要な書類は、最低限の書類でOKです。

マンション売却ガイド

マンションの査定を依頼する際に、
 必要な書類
を知りたい。

こんなテーマに関する記事です。

この記事の内容▼

マンションの売却の際、「査定」の段階で準備する書類は、最低限の書類だけでOKです。
それらの内容について、注意点とあわせてわかりやすく説明しています。

マンション売却ガイド

マンションの売却を検討する際には、通常、
 不動産会社に査定
を依頼して、売却予定のマンションがどれくいらいの評価になるのかを算定してもらうということをします。

査定は、
 机上査定(実際に物件を見ることなく査定する)
と、
 訪問査定(室内の状況などを目視で確認して査定する)
の2つのパターンがあります。

ここでは、
 訪問査定
の際に、準備しておいたほうが良い書類について説明します。

また、これらの書類が無くても、査定はできます。
ただ、
 参考までに用意しておいてほうが良い
という程度の書類です。

また、逆に、必ず伝えておいたほうが良い事項もありますので、それらの内容について、注意点とあわせてわかりやすく説明しています。

目次

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マンション査定であったほうが良い書類

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マンション査定を依頼する際は、あったほうが良い書類としては、下記になります。

・マンションの登記簿謄本
  もっとも、登記簿謄本は、不動産会社側でも取得することができます。

・リフォーム歴がある場合
  その時期と、リフォームした箇所がわかるもの。
  箇条書きで記載してあるものなどでOKです。

・参考書類
  ・マンションの間取り図面
  ・パンフレット
  ・マンション購入時の売買契約書、重要事項説明書(その場で見せるだけでOKです)

これらの書類については、複数の不動産会社に査定依頼をすることも想定して、
 書類の原本
は、手元に残しておきましょう。

基本、その場で見せるだけにして、必要なら、
 コピー
を渡すようにしましょう。
もっとも、コピーを渡すとしても、査定の時点では、
 通常は、間取り図があれば十分
です。

また、正直なところ、これらの書類がなくても、
 査定
はできます。

査定自体は、
 周辺の類似物件の相場や、それらの過去の販売履歴
などから、おおよその売却価格を想定できるからです。

査定の際に、伝えるべきこと

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査定の際に、伝えるべきこととしては、
 告知事項
があります。

告知事項がある物件は、査定価格にも影響しますし、また、実際の売却価格の設定の際にも、そのことを考慮して価格をきめることになります。

告知事項としては、
・心理的瑕疵
・物理的瑕疵

とよばれるものがあります。

心理的瑕疵

心理的瑕疵とは、
 ・事件、事故
 ・周辺の嫌悪施設(暴力団事務所など)
 ・その他、トラブル

などです。
平穏な生活を送る際に、心理的に障害となるような事項が該当します。

物理的瑕疵

物理的瑕疵とは、
 ・建物の不具合
 ・設備の故障

などが該当します。
マンションの場合は、雨漏りや傾きなどの瑕疵のリスクはすくないものの、築年の古いマンションなどは、壁のクラックからの雨染みや、設備の故障などの可能性もゼロではありません。

マンション査定の書類に関する注意点

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マンション査定の書類に関する注意点としては、下記になります。

書類の原本を、不動産会社に渡さないようにしましょう。

不動産会社のなかには、
 書類の原本と持って帰ろう
とするケースがあります。
こういった不動産会社は、避けたほうが賢明です。

特に、
 登記識別情報(権利書)
の書面は要注意です。
絶対に渡してはいけません。

査定を依頼した人が、物件の所有者かどうかは、実際のところ、
 登記簿に記載事項
と、
 本人確認
で確認できますので、登記識別情報(権利書)を確認しなくても対応できます。

(参考)「媒介契約」の時点では、登記識別情報(権利証)を確認します。

仲介を依頼する不動産会社を決めた段階では、通常、その不動産会社は、
 売主さんの手元に、登記識別情報(権利証)の書類があるかどうかを確認
します。
その場合でも、登記識別情報(権利証)は、その場で見せるだけでOKです。

登記識別情報(権利証)を確認する理由は、それがないと、買主が見つかったあと、所有権の移転登記の手続きができないからです。
もし、書類を紛失してしまった場合には、事前に、司法書士さんに相談して対応します。

ネット上の情報

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ネットで、「査定の際に必要な書類」を調べると、なんだか、細かい書類が記載されている場合があります。

例えば、下記のような書面は、
 媒介契約時
に確認が必要な書面ですが、査定の際には、実務的には必要ではありません。

・売買契約書
・物件購入時の重要事項説明書
・登記識別情報(権利証)
・土地測量図・境界確認書
・固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書
・設備の仕様書
・建築確認済証および検査済証
・建築設計図書
・マンションの管理規約、使用細則

もっとも、不動産会社のなかには、こういった書類を、
 見せて欲しい
といってくる場合がありますが、その際は、
 その場で見せるだけの対応
にしましょう。
また、そういった不動産会社は、自社で媒介契約をとることを前提に話しをしているのかもしれません。

その際には、
 ・複数の不動産会社に査定を依頼していること
 ・そのなかから、不動産会社を選ぶこと

をはっきりと伝えるようにしましょう。

さいごに

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マンションの査定の際の書類は、実務的には、
 必要最低限の書類
を準備しておけばOKです。

また、あわせて、
 ・リフォーム歴があれば、その内容
 ・告知事項があれば、その内容

を事前に整理しておきましょう。

また、不動産会社には、書類の原本を渡さ無いように注意しましょう。

特に、
 登記識別情報(権利書)
は、査定の際はもちろん、媒介契約の際にも、渡さないようにします。
「よろしくない不動産会社」のなかには、そういった書類を預かろうとするケースも実際にありますので、要注意です。

以上、マンション査定で必要な書類についてでした。

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(この記事を書いたのは、)
この記事は、不動産会社である「株式会社クラスイエ」【宅建業 千葉県知事(1)第17909号】のスタッフが、実際の不動産売買の実務経験を基に書いています。

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