
引っ越しをした後に、マンションの売却を進めたいんだけど、
注意点や、対応が必要と思われること
について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
マンションの売却の際に、先にお引越しを済まされた際の、注意点や、行っておくべき事項について、わかりやすく説明しています。

マンションの売却をされる際に、
居住中の場合もありますし、また、既にお引越しが住んでいる場合
もあります。
ここでは、
「既にお引越しも済んでいる場合」
の
・注意点
・対応しておいたほうが良い点
について、下記に説明していきます。

引越し済みの場合にも、いくつかの注意点があります。
マンション売却で「引っ越し済みの場合」の注意点


マンションを売却する際、「引っ越し済みの場合」には、下記のような事項について、注意しましょう。
電気、水道について
お引越しが済んだ後、
電気、水道
をどうするかという問題があります。
マンションの売却の際は、
電気と水道は、止めずに、そのままにしておく
ことが望ましいと言えます。
その理由は、内見時に、
お風呂や洗面所、お手洗いなど、電気が点かないと、支障がでる
からです。
また、物件を購入されている段階の買主さんによっては、
遅い時間に内見される場合
もあり、その時に、電気が止まっていると、懐中電灯で案内する状況になってしまいます。
実際に、懐中電灯で案内したこともありますが、正直、中途半端になってしまいます。
検討中のお客様には、室内をしっかりと見ていただきたいので、遅い時間でも、電気が点くような状態にしておくことを前提にしておくべきと言えます。
また、水道に関しても、一応、
水道の具合のチェックされたりするケース
もあり、また、売買が決まったあと、設備のチェックで給湯機の動作確認もしますので、止めずにしておきましょう。
※エコキュート内の水はどうする?
また、オール電化の場合は、電気、水道を止めると、エコキュート内の水を抜くかどうかという問題もでてきます。
エコキュートの水を抜いた状態だと、空焚きをしてしまうリスクもありますので、そのままにしておくことをお勧めします。



水道と電気は、解約せずに、そのままにしておきましょう。
残置物
お引越しの際は、基本、室内に、
家具などの残置物
が無いようにしましょう。
ただ、稀に、大型のテレビラックや家具など、そのまま残したままの場合もあります。
その際、売買が決まった際に、場合によっては、買主さんがそのまま使いたいとおっしゃるケースもあります。
しかしながら、買主さんが、引き渡しまでに片づけてほしいという場合は、結局、片付けが2度手間になってしまいます。
ですので、お引越しの際は、基本、残置物のない状況にしておいたほうが良いと言えます。
カーテン
カーテンは、そのままつけておいたほうが良いでしょう。
カーテンが無いと、和室の畳が日焼けしてしまう可能性があります。
また、セキュリティーの面からも、カーテンはつけたままにしておくことをお勧めします。
その他の注意点


その他、細かい点になりますが、下記のような事項にも配慮しておくことをお勧めします。
お部屋の掃除
お部屋の掃除はきちんとしておくと、内見の際の印象がかなり変わってきます。
また、
専門業者さんにハウスクリーニングをしてもらったほうがよいかどうか
については、費用もかかりますが、できれば、行っておいたほうが良いでしょう。
というのも、
水回りなどをしっかりとクリーニング
しておくことで、印象が変わってくるからです。
また、専門業者に関しては、便利屋さんなどに依頼するのではなく、
ハウスクリーニングの専門業者
に依頼されることをお勧めします。
水回り、窓回りなど、専門業者さんのほうが仕上がり感のレベルが違います。
費用は、3LDKの場合、6~10万円前後です。



クリーニングをしっかりとすることで、室内の印象がずいぶんと変わります。
リフォーム
不動産会社によっては、売却前のリフォームを進めてくることがあるかもしれません。
執拗に提案してくるようなケースでは、
その不動産会社がリフォームでも利益をとっている可能性
もありますので、要注意です。



実際に、執拗にリフォームを勧める不動産会社が存在します。
実際にリフォームを行うかどうかは、方針次第ですが、必ずしも、リフォームを行う必要はありません。
ただ、あまりに汚れがひどくで、内見に際に支障がでるようなケースでは検討の余地があります。
例えば、クロスのリフォームだけでも、室内の印象が変わります。
また、リフォームの規模にもよりますが、場合によっては、リフォーム費用をかけた分、
売却価格を高めに設定する
ことにもなります。
そうなると、逆に、価格的な面で売却がしづらくなってしまう可能性もあります。
ですので、例えば、
リフォームが必要なレベルの汚れがある場合は、リフォーム費用相当分を考慮して売却価格を設定する
という考え方もできます。
いずれにしても、売却前のリフォームは、よほどのことが無い限りは、必要性は低いと言えます。
※畳の表替えをする場合は、注意が必要です。
新しい畳に変えた後(畳の表替え)、室内の風通しが悪いと、表面にカビが発生しやすくなります。
ですので、室内の喚起ができない場合は、畳の表替えはしないほうが良いでしょう。もし行うなら、引き渡しの直前が良いと言えます。
ホームステージングについて
ホームステージングとは、
中古の不動産物件に、家具などをおいてモデルルームのような演出をして、販売促進をする
というものです。
専門の業者に依頼すると、コストもそれなりになりますので、簡単な演出をご自身で行う方法もあります。
例えば、イケアなどでお買い得な家具もありますので、あまりコストをかけずにお部屋をコーディネイトしてもよいでしょう。
もしくは、本格的にしなくても、玄関にお花(造花)をおいたりするだけで、雰囲気がずいぶん変わります。
ご検討されてみてはいかがでしょうか。



自分でホームステージングをすれば、コストも低くおさえることができます。
さいごに


マンションを売却する際には、
実際に購入を検討されている方が内見した際
に、
よい印象をもってもらうこと
が大切になってきます。
ですので、細かい配慮も含めて、上記に記載しているような事柄にも注意したほうが、結局、売主にとってもプラスになると言えます。
以上、「マンション売却の手順 引っ越し済みの場合」についての説明でした。

